ユーザ用ツール

サイト用ツール


tabuchi:verctrler

文書の過去の版を表示しています。


verCtrler : 実行ファイルのバージョン管理プログラム

1. 概要

バージョン番号付きで存在する一連の実行ファイルの中から、 特定の一つを選んでバージョン番号なしの リンク/エイリアス を作成することができます。
デスクトップ等にはこのバージョン番号なしの リンク/エイリアス を置いて置くようにすると verCtrler で リンク/エイリアス を設定したプログラムが実行されます。

2. 使用例

verCtrler で、例えば、XafsM2 というプログラムのバージョン管理を行うことを考えます。 この「XafsM2」というバージョン番号が付いていないプログラム名を ここでは「ターゲット名」と呼びます。
ターゲットのこれまでのバージョンが、「ターゲット名 + 何か」(「何か」はなんでも良い)という 名前で保存されていたとします。

  • XafsM2-20200710-1
  • XafsM2-20200605-1
  • XafsM2-20200512-1
  • XafsM2-20200512-2
  • XafsM2-20200512-3-bad

これらは全て /home/xafs/bin の中や、/Users/XAFS/XafsM2 の中など どこかにまとめて置かれていることとします。
そこで verCtrl を起動すると次のような window が現れます 1)

これは上記5つのファイルと「XafsM2」という名前のファイルが存在し、管理対象になっていることを表しています。 今は、XafsM2 という名前(ターゲット名)のファイルが無かったので、 日付(ファイルのタイムスタンプ)が最も新しいバージョンに対する リンク/エイリアス として作成されました。 もともと存在していた場合は変更されません。

この画面を上から順番に説明すると

  • 1行目: /home/tabuchi/bin というフォルダーが、XafsM2 の置き場として管理対象になっていることを示します。
  • 2行目左: ターゲット名は XafsM2 であることを示します。
  • 2行目右: ターゲットの選択を行います(今は /home/tabuchi/bin の XafsM2 が選ばれている)。
  • 3行目以降: 「XafsM2(ターゲット名) + 何か」という名前のファイルのリストが表示されています。 ファイル名はファイルの日付(タイムスタンプ)順に、新しいものが上に来るように並んでいます。
  • リストの最初の行(画面全体の3行目)だけ、表示のされ方が違います。 これは、この行に表示されているものが「ターゲット」であることと、 実体は XafsM2-20200710-1 へのリンク/エイリアスであることを示しています。

1)
管理対象のフォルダーや、ターゲット名を指定する必要が有りますが、それは後で説明します。
tabuchi/verctrler.1594616082.txt.gz · 最終更新: 2020/07/13 04:54 by mtab