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tabuchi:deadtime2

文書の過去の版を表示しています。


DeadTime2

1. 概要

蛍光検出器の数え落とし補正のために必要になる時定数を計算するプログラムです。 あいちSR内では、同じ目的で朝倉君の置土産のプログラムが使われていましたが、 計算過程をほとんど表示しないので計算された数字がおかしいとき、 何がおかしいのか(データなのかプログラムなのか)原因追跡が難しかったので データ表示を追加したバージョンを作成しました。

2. ダウンロード

  1. DeadTime2 2021.5.24 Windows 64bit版、Qt5.14.2 使用
    たった1日で更新です。UI の日本語化と、XafsM2 が生成した以外のデータを使っての時定数計算ができるようにしたのが主な修正点です。
  2. DeadTime2 2021.5.23 Windows 64bit版、Qt5.14.2 使用

3. 使い方

  1. 起動する
  2. 上に並んでいるボタンから「Read MCA File(s)」を押す。
  3. 現れるファイル選択ダイアログで (XafsM2 が出力した) MCA ファイルを選択する。
  4. ファイルが 3つ以上選ばれると自動的に時定数が計算される。
  5. 必要なら「Read MCA File(s)」を何回も押してファイルを使いしていくことが可能。
  6. 追加される都度新しく時定数が計算される。
  7. 「Save」を押して結果を保存。
  8. 選択した名前のファイルと、その名前に “.conf” という拡張子を追加した名前のファイルの2つのファイルができる。
    2つのファイルはフォーマットが違うだけで内容は同じです。
  9. 別のデータセットに対して計算したい場合は 「Clear」を押すとそれまでに読み込まれていたデータや計算結果がクリアされます。

4. XafsM2 の MCA ファイル以外のデータからの時定数計算

# Channels : 3     # チャンネル数は 3 (データ行には I0, チャンネル数分のICR, チャンネル数分のSCA が並ぶ)
#
# このファイルは DeadTime2 が読めるファイルフォーマットの例を示すためのものです
# comment 先頭が # の行はコメントです(チャンネル数の指定を除く)
#

# # 始まりの行と同様に空白行も無視されます

1000 2000 3000  4000  5000  6000  7000        # 行末の # 以降はコメントです。
# チャンネル数を 3 としているので、上記の数字は         # 数字は「空白(スペース、tab)」で区切ります。
#   1000 : I0                                 
#   2000, 3000, 4000 : ICR
#   5000, 6000, 7000 : SCA
# と解釈されます。

2000  3900   6800   7800   9000  11000  13000 # 区切りの空白は複数連続していても一つ扱いです
3000, 5600,  8100, 11000, 12000, 15000, 18000 # 「,」(カンマ)区切りでも大丈夫です。
4000, 7000, 11000, 15000, 15000, 19000, 22000
tabuchi/deadtime2.1621850856.txt.gz · 最終更新: 2021/05/24 10:07 by mtab