tabuchi:qtxtop
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tabuchi:qtxtop [2020/06/24 05:00] – [簡単な説明] mtab | tabuchi:qtxtop [2020/08/13 13:09] (現在) – mtab | ||
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====== QtXTop : FLIライブラリを利用して CCD カメラ等を使用するための Stars ドライバ ====== | ====== QtXTop : FLIライブラリを利用して CCD カメラ等を使用するための Stars ドライバ ====== | ||
+ | ===== - 概要 ===== | ||
FLIのライブラリを使用し、FLI のライブラリに認識されるCCDカメラに対して | FLIのライブラリを使用し、FLI のライブラリに認識されるCCDカメラに対して | ||
Stars 経由でコマンドを送って制御する為の Strs ドライバです。 | Stars 経由でコマンドを送って制御する為の Strs ドライバです。 | ||
+ | ===== - ダウンロード ===== | ||
* {{: | * {{: | ||
* {{: | * {{: | ||
- | ==== 各バージョンへのコメント ==== | ||
* 2016.02.18 : 実際にX線を使って正しく撮影されているかどうかは確認していません。\\ 光がない状態で、実装されているコマンドを送って応答が正しいこと、撮影コマンドを送った時内部状態が正しく遷移しデータファイルができること、は確認してあります。 | * 2016.02.18 : 実際にX線を使って正しく撮影されているかどうかは確認していません。\\ 光がない状態で、実装されているコマンドを送って応答が正しいこと、撮影コマンドを送った時内部状態が正しく遷移しデータファイルができること、は確認してあります。 | ||
* 2016.02.19 : 幾つかコマンド追加(Set/ | * 2016.02.19 : 幾つかコマンド追加(Set/ | ||
* 2016.02.23 : カメラにシャッターがないので、露光と読み出しを連続で行ってしまうと像が流れる。\\ その対策として、Exposure コマンドの中身を3つのコマンド(StartExposure, | * 2016.02.23 : カメラにシャッターがないので、露光と読み出しを連続で行ってしまうと像が流れる。\\ その対策として、Exposure コマンドの中身を3つのコマンド(StartExposure, | ||
- | ==== 履歴 ==== | + | ===== - 履歴 |
* 2016.2.18 : この Wiki ページでの公開を開始しました。 | * 2016.2.18 : この Wiki ページでの公開を開始しました。 | ||
* 2016.2.19 : 更新 | * 2016.2.19 : 更新 | ||
行 20: | 行 19: | ||
* 2020.2.26 : 64bit Windows10 で動作確認したバージョンを upload しました。 | * 2020.2.26 : 64bit Windows10 で動作確認したバージョンを upload しました。 | ||
- | ==== 簡単な説明 ==== | + | ===== - 簡単な説明 |
- | === 設定ファイル === | + | ==== - 設定ファイル |
QtXTop の設定は、同じフォルダに置いた config.cfg に書けます。 | QtXTop の設定は、同じフォルダに置いた config.cfg に書けます。 | ||
次にあげるのは設定ファイル(config.cfg)の内容の例です。 | 次にあげるのは設定ファイル(config.cfg)の内容の例です。 | ||
行 34: | 行 33: | ||
</ | </ | ||
- | === Stars経由でのコマンド === | + | ==== - Stars経由でのコマンド |
QtXTop は Stars 経由で送られてくる下記のコマンドを認識します。 | QtXTop は Stars 経由で送られてくる下記のコマンドを認識します。 | ||
行 82: | 行 81: | ||
|GetSeqFileNo | 無し | 次に使われる通し番号。 | | | |GetSeqFileNo | 無し | 次に使われる通し番号。 | | | ||
- | === Stars経由で発生するイベント === | + | ==== - Stars経由で発生するイベント |
QtXTop は、下記のイベントを Stars 経由で発生します。 | QtXTop は、下記のイベントを Stars 経由で発生します。 | ||
行 90: | 行 89: | ||
- | ==== その他、チップス等 ==== | + | ===== - その他、チップス等 |
- | === 縦横のピクセル数の取得 === | + | ==== - 縦横のピクセル数の取得 |
ファイルから画像を復元するときには、縦横のピクセル数が必要になります。 | ファイルから画像を復元するときには、縦横のピクセル数が必要になります。 | ||
それは、Stars 経由で GetVisArea を送った時の回答の 4つの数字を x1 y1 x2 y2 とした時、 | それは、Stars 経由で GetVisArea を送った時の回答の 4つの数字を x1 y1 x2 y2 とした時、 | ||
行 98: | 行 97: | ||
で求まります。 | で求まります。 | ||
| | ||
- | === 画像ファイルの ImageJ での読み込み === | + | ==== - 画像ファイルの ImageJ での読み込み ==== |
ImageJで読む場合は、Import/ | ImageJで読む場合は、Import/ | ||
Image type = 16-bit Unsigned、Offset = 0, Little-endian byte orderにチェックを入れると読み込めます。 | Image type = 16-bit Unsigned、Offset = 0, Little-endian byte orderにチェックを入れると読み込めます。 | ||
- | === ImageJ での画像解析の前に === | + | ==== - ImageJ での画像解析の前に |
- 撮影と同じ露光時間で測定したダークレベルを差し引く | - 撮影と同じ露光時間で測定したダークレベルを差し引く | ||
- Process/ | - Process/ | ||
をしておくと、かなり弱い信号まで高いS/ | をしておくと、かなり弱い信号まで高いS/ | ||
- | === 画像の回転 === | + | ==== - 画像の回転 |
FLIGrabで見える画像はカメラで見たそのままですが、保存される.rawファイルは、180°回転像になっています。 | FLIGrabで見える画像はカメラで見たそのままですが、保存される.rawファイルは、180°回転像になっています。 | ||
- | ==== What to Do ==== | + | ===== - What to Do ===== |
* 連番のナンバリングは修正すべし\\ SetUseSeqFNo 1のとき、連続ファイルの番号は1ずつ増えて、scan_0001-0000.raw, | * 連番のナンバリングは修正すべし\\ SetUseSeqFNo 1のとき、連続ファイルの番号は1ずつ増えて、scan_0001-0000.raw, | ||
* FLIGrabと同時に使っていると、FLIGrab終了時にCCDの冷却が止まってしまう。\\ 起動時に " | * FLIGrabと同時に使っていると、FLIGrab終了時にCCDの冷却が止まってしまう。\\ 起動時に " |
tabuchi/qtxtop.1592974815.txt.gz · 最終更新: 2020/06/24 05:00 by mtab