q4ps は MLCF法がうまく動作するかどうかの検証の段階から使用されていたツールです。さらにさかのぼると、MLCF法よりも前にあった解析法のアイデアのチェックにも使用されていました。このため、MLCF法で2次元的な解析することだけを考えると不要な機能とそのためのGUI(ボタン類)があります。ここでは、そうした余分な機能のことは無視して「q4psを用いてMLCF法で2次元的な解析をすること」だけを解説します。
q4ps.exe を起動すると、図1の様なウインドウが現れます。 この中で赤矢印等で注釈を入れた部分が MCLF法で2次元の解析を行う時に重要な部分です。 それ以外の部分は無視してもらって構いません。
データ表示ウインドウを開くためのボタンです。各ウインドウの説明は別に行います。 とりあえずおいておいて「マップデータ指定」に進んで問題ありません。
ここの「選択」で複数のファイルを選択するか、
ファイル名表示エリアに複数のファイルを一度にドラッグ/ドロップすることで、
複数のマップデータを一度に選ぶことができます。
マップデータ内に測定点のエネルギーの情報が入っている場合なら、ここで一括選択すると解析の準備はほぼ終わります。
メインウインドウの データ表示指定部分で「グラフ表示」ボタンを押すと図2の様なウインドウが表示されます。
色々なグラフが 3行に並んで表示されていますが、ここでは一番上の行の 4つのグラフと中心のグラフだけを見て下さい。
q4ps での解析を体験するためのサンプルファイルを準備しました。
zip ファイルをダウンロードして展開すると、次のように標準試料のデータ3本と、
000-Std-Cu.dat 001-Std-Cu2O.dat 002-Std-CuO.dat
マップデータ8本ができます。
003-Cu2O-CuO-Cu-map-8980-01.dat 003-Cu2O-CuO-Cu-map-9000-01.dat 003-Cu2O-CuO-Cu-map-9020-01.dat 003-Cu2O-CuO-Cu-map-9040-01.dat 003-Cu2O-CuO-Cu-map-9060-01.dat 003-Cu2O-CuO-Cu-map-9080-01.dat 003-Cu2O-CuO-Cu-map-9100-01.dat 003-Cu2O-CuO-Cu-map-9120-01.dat
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# ENERGY : 8100の様に記録されています。 記録されていない場合でもファイルを編集してこの様な行を追加しておけば q4ps で読んだとき、 自動でエネルギー欄に入力されます