tabuchi:q4ps
q4ps : MLCF法でのデータ解析プログラム
1. 概要
MLCF法で紹介している、XAFS(XANES)データ解析を具体的に実行するプログラムです。
MLCF法 / q4ps 使用に当たっての Tips 的なこと
本来、MLCF法自体は単独のXANESスペクトル解析にも使えるものですが、q4psは2次元のマッピングデータに特化していることや、そのデータフォーマットとしてAichiSRのBL5S1, BL11S2での測定データを想定しています。
テキストデータで、「X座標、Y座標、値、(I0)」の形の行が並んでいるようなデータなら、 ヘッダに数行補助的な情報を追加してもらえれば読み込めます。
機能追加や特定のデータへの対応などのご要望がある場合にはご連絡下さい。
2. ダウンロード
-
実行ファイルのパッケージ (Windows版, 2024.2.19, 64bit版, Qt5.15.2使用)
2次元データファイルととして 2dProc の Save ファイルを読めるようにした。
2dProc/Pink-XAFS 関係でしばらくアップデートがあるかも。 -
実行ファイルのパッケージ (Windows版, 2020.1.21, 64bit版, Qt5.12.4使用)
-
実行ファイルのパッケージ (Windows版, 2019.10.31, 64bit版 Qt5.12.4使用)
-
実行ファイルのパッケージ (Windows版, 2019.1.8, Qt5.11.2使用)
-
q4ps のマニュアル : q4ps の簡単なマニュアルです。
3. 特徴
q4ps には以下のような特徴が有ります。
-
MLCF法でXAFS(XANES)データ解析ができます。
-
標準として使うスペクトルを4つ指定できます(4成分混合までの解析が可能。5成分以上が必要ならご連絡下さい)。
-
単独で測定された(9809フォーマットの)XAFS(XANES)データに対して、通常のLCF法での解析や、 MLCF法での解析またそのバリエーションでの解析などを行い、当該のデータに対してMLCF法を適用することの妥当性が検討できます。
-
検討の補助になる何種類かのグラフを表示できます。
-
吸光度の2次元測定を行ったデータを、エネルギーを変えて複数用意すると2次元のMLCF解析が簡単にできます。
-
入力となる2次元の吸光度マップ、解析結果として得られた各種の量の2次元マップを表示することができます。
-
解析結果として得られるのは、対象元素の価数、総吸収量、各状態の比率、各状態の吸収量、バックグラウンドのラインです。
-
上記の各結果を選択してファイルに保存できます。
4. その他の情報
-
q4ps 使用に当たってのコツ : 実際に使ってみようとされる場合のノウハウ的なことを多少紹介します。
-
連絡先 : 実際にMLCFでの解析を考えておられたり、このプログラムの利用を検討しておられる場合には 田渕宛に気楽にご一報頂ければ、実際どうすればよいのかというようなことについて助言を差し上げられると思います。
履歴
-
2019.1.8 : 公開開始
当 web ページとその下のページに関するお問い合わせ等ございましたら、連絡先にご連絡をお願いします。
田渕のページのルート
tabuchi/q4ps.txt · 最終更新: 2024/02/24 02:36 by mtab