mdrXAFS : MDR XAFS データベース利用プログラム
1. ダウンロード
上にあるものほど新しいです。「環境込み」と書かれているものは必要な DLL や設定ファイル等を含んでいます。
最新版が「exeのみ」の場合は、なるべく新しい「環境込み」もダウンロードして、その中に最新版の exe ファイルを入れて下さい。
1.1 Win64版
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環境込み 2024.08.19版、Qt6.7.2、win64版
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環境込み 2024.08.12版、Qt6.7.2、win64版
いろいろ改良+安定版
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環境込み 2024.08.07版、Qt6.7.2、win64版
数日分のアップデート⇒ 手違いがあったので一次公開停止 ⇒ 再公開
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2024.08.01版、Qt6.7.2使用、win64bit版 多少改良
ローカルデータをドロップするエリアのサイズを可変に。他…
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2024.07.29版、Qt6.7.2使用、win64bit版 小さなバグとり
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2024.07.29版、Qt6.7.2使用、win64bit版 吸収端の判断ほか多数改良
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2024.07.27版、Qt6.7.2使用、win64bit版 少しずつ改良しています
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2024.07.25版、Qt6.7.2使用、win64bit版
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2024.07.24版、Qt6.7.2使用、win64bit版
初期に想定していた機能がある程度実装できたバージョンです。
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2024.07.23版、Qt6.7.2使用、win64bit版
とりあえず公開版
1.2 MacOS版
まずは一回ダウンロードしてダメ元で普通に実行してみて下さい。おそらくそのままでは実行できないと思います。
その場合には、ダウンロード後に「ターミナル」からコマンドライン次の操作をしてください。
もしかしたら macOS のバージョンによってはこの操作は不要かも知れません(古いとOKで、多分どんどんセキュリティーがキツくなって厳しくなってると思われます)。
cd ~/Downloads (ここの Downloads は mdrXAFS.app をダウンロードして置いた場所の名前にしてください)
xattr -d com.apple.quarantine ./mdrXAFS.app
単純にダウンロードすると、「元のバイナリそのままではなく何か改造されたものだ」という認識になるようです。
「元と同じかどうか」はそのファイルの「拡張属性」を見て判断するようで、問題になる「拡張属性(com.apple.quarantine, 隔離対象!!)」を
消してしまうと OK になるみたいです。
その「拡張属性を消す」操作が、上記の “xttr -d …” です。
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M3 Mac でビルド 2024.09.20、Qt6.7.2、
MacOS版(Win版 2024.08.19 とコアは同じソースコードです)
死屍累々を越えました(諦めました)。上記 “xattr -d …” の操作を行ってください。
多分動くと信じてますが、試してみてレポート頂けると嬉しいです。
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まだダメっす :
環境込み 2024.09.16、Qt6.7.2 (Win版 2024.08.19とコアは同じコード)
Mac/Apple CPU の Mac でコンパイルしました。Intel CPU で動くのかどうか不明です。レポート頂けると嬉しいです。
config 読めない問題は解決したのですが、「壊れてるのでゴミ箱に入れてください」になってしまいます。
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ゴリ押しの解決法は発見。Mac家のお作法に従った上品な振る舞いをしたいので、まだ花嫁修行中です。
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まだダメっす :
環境込み 2024.09.15、Qt6.7.2、
MacOS版(Win版 2024.08.19 と同じソースコードです)
MacOS版初リリースです。このような受け渡し方で機能するのかまだよくわからないのでお試版とお考えください。
tar + gzip でアーカイブ + 圧縮した .tgz ファイルです。一回クリックすると tar ファイルに、二回目のクリックで
元の mdrXAFS.app に戻ると思います。
Mac/Apple CPU の Mac でコンパイルしました。Intel CPU で動くのかどうか不明です。レポート頂けると嬉しいです。
起動はして MDR にもアクセスできるのですが、config ファイルを読めないため meta ファイルを同定できず残念なことになるのが判明。
2. とりあえず使ってみる
2.1 まずは起動
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「環境込み」と書かれているものの中で一番新しいものをダウンロードし、zip ファイルを展開します。
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「Exeのみ」と書かれているもので、自分がダウンロードしたものより新しいものがあればダウンロードして、展開したフォルダの中に入れます。
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展開したフォルダにある「mdrXAFS-日付等の情報.exe」が起動すべきファイルです(ここでは mdrXAFS.exe と呼びます)。
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その他にも複数のファイルやフォルダがありますが、mdrXAFS を実行するために必要なものなので、そのまま同じフォルダの中に入れておいてください。
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ダブルクリックなりなんなりで mdrXAFS.exe を起動してください。
2.2 試しに使う
このプログラムで想定している主な用途は二つです。
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自分の測定結果と見比べて、それが、何のスペクトルと似てるのか判断したい。
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MDR から特定の元素/状態の標準スペクトルを入手したいが、同じようなデータが複数あってどれを入手すればいいか判断が難しい。
以下、それぞれのケースで想定される操作を簡単に書きます。
(ほとんど同じですが…)
2.3 自分の測定結果と見比べたい
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mdrXAFS の「検索」画面下側の「ドラッグドロップしてください」と書かれたエリアに、見比べたいと思ってる自分の測定データをドラッグドロップしてください。
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自分のデータは「スペクトル表示」画面に赤系の色でプロットされます。
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「検索」画面で対象の吸収端だけを指定して(「Fe」「K」とか)「検索」ボタンを押してください。
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MDR を検索してヒットしたデータが「スペクトル表示」画面に青系の色で表示されます。
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「検索」画面の右上を見ると、何件ヒットして、何件手元で表示できているかがわかります。件数が多いと全部表示されるのに数分以上かかることがあります。
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「ドラッグドロップしてください」エリアに表示されたファイル名の少し右の「単独」選択ボタンを押してください。
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「ドラッグドロップしてください」エリア右上の「スペクトル比較」ボタンを押してください。
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「スペクトル表示」画面の一番下に「単独」選択したスペクトルが表示され、その上に「似ている順」に MDR のスペクトルが並びます。
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「検索」画面のスペクトルのリストには「類似度」と「似ている順のランキング」も表示されます。
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「ドラッグドロップしてください」エリア上の「似ているものをどこまで表示するか」の条件を適当に設定して(何もしないとランキング上位5位まで)
「スペクトル表示」画面下の「単/複選択のみ表示」を押すと、問題にしてるスペクトルとそれに似ているものだけ表示されます。
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ご照覧あれ。
「スペクトルの比較」は純粋に形だけで行っています(それぞれ規格化したスペクトル同士のコサイン類似度)。スペクトルの位置(エネルギー方向のズレ)は無視していますのでこの点注意してください。
2.4 MDR のスペクトルから良さげなものを物色したい
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「検索」画面で対象の吸収端(「Fe」「K」とか)に加えて、「追加検索語句」を入力してください。Fe2O3 とか TiO2 とか、もしかすると物質名になると思います。
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「検索」ボタンを押すと、MDR を検索してヒットしたデータが「スペクトル表示」画面に青系の色で表示されます。
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「検索」画面の右上を見ると、何件ヒットして、何件手元で表示できているかがわかります。件数が多いと全部表示されるのに数分以上かかることがあります。
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表示されたスペクトルを見比べて、質の良いものを選択したり、駄目なものを判断したりする助けになるはずです。
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ご照覧あれ。
「追加検索語句」に複数の語句を入れると(たぶん) and で検索されます。例えば吸収端「Cu」「K」で、「追加検索語句」に「CuO Cu2O」と入れると何も出てきません。
もし、「CuO」と「Cu2O」を or で選びたい場合には少し面倒ですが以下のようにしてください。
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吸収端「Cu」「K」、「追加検索語句」「
CuO」としていったん「検索」ボタンを押す。
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「検索」画面右上(2行目ぐらい)にある「検索時自動クリア」のチェックボックスを外す。
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吸収端「Cu」「K」、「追加検索語句」「Cu2O」として「検索」ボタンを押す。するとさっきの「
CuO」の検索結果を消さず追加で検索されます。
対象物質を指定するのに、「化学式の指定と物質名の指定両方試したい」、「物質名の通称が複数ある」などの時に有効だと思います。
3. 簡単(?)な説明 (2024.07.24版対応)
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「MDR検索」画面
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「MDR検索」画面上部
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初期値で「XAFS」と入っているボックスの内容、「元素名」、「吸収端」、「追加検索語句」の4つの内容を組み合わせて検索語句とし、MDRで検索を行います。
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「追加語句」の「and/or」指定を「and」にすると、「元素名/吸収端 and 追加語句」の検索になります。「or」なら「元素名/吸収端 or 追加語句」です。
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「最大同時DL数」: 検索結果一覧が表示された後、各項目の内容(実際のデータ)をダウンロードする際、同時にダウンロードのリクエストを出す件数を制限しています。
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「リトライ/Retry」: 検索の結果リストには現れたのにダウンロードできなかったワーク(「データファイル名」の部分が灰色になったもの)に対して、
再度ダウンロードを試みます。
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「検索時自動クリア」: 通常はチェックが入っていて、新しい検索を行うたびに以前の検索結果はクリアされます。
「追加語句」等で制限の強い検索を行うときなどにこのチェックを外して、
例えば「Ni K」+「
NiO」(検索)、「Ni K」+「Ni2O」(検索)と2回検索をかけると「Ni K」+「
NiO or Ni2O」の様に
「追加語句」の部分を or にした検索結果が得られます。
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「クリア」: 検索結果がクリアされます
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「シフト0」: 設定されている各スペクトルのエネルギーシフトが全て 0 クリアされます。
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「ログ表示」: このボタンを押すと「ログ表示」画面が現れます。
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「スペクトル表示」: 「スペクトル表示」画面が消えている時、このボタンを押すと現れます。
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