tabuchi:deadtime2
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tabuchi:deadtime2 [2021/05/23 07:45] – [3. 使い方] mtab | tabuchi:deadtime2 [2022/01/05 10:01] (現在) – mtab | ||
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===== - ダウンロード ===== | ===== - ダウンロード ===== | ||
- | + | - {{ : | |
- | - {{ : | + | exe ファイルのみ更新します。5/ |
+ | - {{ : | ||
+ | たった1日で更新です。UI の日本語化と、XafsM2 が生成した以外のデータを使っての時定数計算ができるようにしたのが主な修正点です。 | ||
+ | - {{ : | ||
===== - 使い方 ===== | ===== - 使い方 ===== | ||
- | | + | ==== - 計算の元になるデータの測定 ==== |
- | - 上に並んでいるボタンから「Read | + | |
- | - 現れるファイル選択ダイアログで (XafsM2 が出力した) MCA ファイルを選択する。 | + | - 蛍光検出器に入る蛍光X線の強度が変わるように I0 を変化させながら測定を行います。 |
- | - ファイルが 3つ以上選ばれると自動的に時定数が計算される。 | + | - I0 の値との関係も必要なので、蛍光X線強度を変化させる時に I0の検出器より下流で光量を変化させないで下さい。\\ |
- | - 必要なら「Read | + | 「I0 チャンバと試料の間に金属箔を入れる」、「試料と蛍光X線検出器の間に金属箔を入れる」はどちらもダメです。\\ |
- | - 追加される都度新しく時定数が計算される。 | + | 「I0 チャンバより上流に金属箔を入れる」、「I0 チャンバより上流のスリットを開閉する」等が正しいやり方です。 |
- | - 「Save」を押して結果を保存。 | + | - I0 の値、検出器の ICR の値、適当にウインドウを切った SCA の値(あるROIの積分値)を記録して下さい。\\ |
- | - 選択した名前のファイルと、その名前に " | + | SCA はどこに ROI を切っていても構いません。\\ |
+ | XafsM2 を使うなら「記録」は蛍光スペクトルの保存で十分です(I0 等もここに記録された値を使います)。 | ||
+ | - I0 の強度を変えつつ、I0、ICR、SCA の記録を繰り返して下さい。\\ | ||
+ | 計算の為には最低限 3 点、I0 が異なるデータセットが必要です。\\ | ||
+ | できるだけ強い蛍光X線が発生して検出器を強く飽和させているような条件のデータを含んだほうが正確になります。 | ||
+ | |||
+ | ==== - DeadTime2 を使用した時定数の計算 ==== | ||
+ | |||
+ | - DeadTime2 を起動します。 | ||
+ | - 上に並んでいるボタンから「Read File(s)」を押します。 | ||
+ | - 現れるファイル選択ダイアログで (XafsM2 が出力した) MCA ファイルを選択して下さい。\\ | ||
+ | XafsM2 で記録した MCA ファイル以外を入力データに使うこともできます(後述)。 | ||
+ | - ファイルが 3つ以上選ばれると(I0 が違うデータが 3つ以上あると)自動的に時定数が計算されます。 | ||
+ | - 必要なら「Read File(s)」を何回も押してファイル(データ点)を加えていくことも可能です。 | ||
+ | - 追加される都度新しく時定数が計算されます。 | ||
+ | - 必要なデータを全て読み込んだら「Save」を押して結果を保存します。 | ||
+ | - 選択した名前のファイルと、その名前に " | ||
2つのファイルはフォーマットが違うだけで内容は同じです。 | 2つのファイルはフォーマットが違うだけで内容は同じです。 | ||
- 別のデータセットに対して計算したい場合は 「Clear」を押すとそれまでに読み込まれていたデータや計算結果がクリアされます。 | - 別のデータセットに対して計算したい場合は 「Clear」を押すとそれまでに読み込まれていたデータや計算結果がクリアされます。 | ||
{{ : | {{ : | ||
+ | |||
+ | ===== - XafsM2 の MCA ファイル以外のデータからの時定数計算 ==== | ||
+ | |||
+ | DeadTime2 が元々想定していた入力は XafsM2 が生成する蛍光スペクトルのファイル(MCAファイル)です。 | ||
+ | 現在のバージョンでは、I0, | ||
+ | |||
+ | < | ||
+ | # | ||
+ | # このファイルは DeadTime2 が読めるファイルフォーマットの例を示すためのものです | ||
+ | # comment 先頭が # の行はコメントです(チャンネル数の指定行 "# Channels" | ||
+ | # | ||
+ | |||
+ | # Channels : 3 # チャンネル数は 3 (データ行には I0, チャンネル数分のICR, | ||
+ | # # Channels の行がない時は、チャンネル数は 1 になります。 | ||
+ | # # チャンネル数指定の行は ’# Channels' | ||
+ | |||
+ | # '#' | ||
+ | |||
+ | 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 # 行末の # 以降はコメントです。 | ||
+ | # チャンネル数を 3 としているので、上記の数字は | ||
+ | # 1000 : I0 | ||
+ | # 2000, 3000, 4000 : ICR | ||
+ | # 5000, 6000, 7000 : SCA | ||
+ | # と解釈されます。 | ||
+ | |||
+ | # 一行にチャンネル数以上のデータが並んでいても無視されます。 | ||
+ | # 一行のデータ数が足りない時はそのチャンネルの値は 0 の扱いになります。 | ||
+ | |||
+ | 2000 3900 | ||
+ | 3000, 5600, 8100, 11000, 12000, 15000, 18000 # 「, | ||
+ | 4000, 7000, 11000, 15000, 15000, 19000, 22000 | ||
+ | |||
+ | </ | ||
+ |
tabuchi/deadtime2.1621755944.txt.gz · 最終更新: 2021/05/23 07:45 by mtab