tabuchi:2dxafsview
目次
2dXafsView : 2次元XAFSデータ表示/解析プログラム
1. 概要
入射X線のサイズがある程度大きければ、 試料に入射するX線のエネルギーを変えながら透過像を2次元検出器で撮影することで 2次元のX線吸収分光測定が行なえます。
本プログラムはこのように、エネルギーを変えて撮影された多数の透過像から 2次元象の上の各点でのXAFSスペクトルを得たり、そのスペクトルを解析して 解析結果の2次元マップを表示したりするプログラムです。
2. ダウンロード
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環境込 2024.05.30 Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
BL11S2 で Quick-2D-XAFS 測定を行うと、測定点数と撮影された画像の枚数が数枚合わないケースがある(ほとんどの場合合わない)。 その原因が、測定開始時点での数点のトリガパルスの取りこぼしだと判明。
したがって、撮影された画像は、Q-XAFS の測定エネルギー点に対して後詰で対応させるべき(従来は前詰めで対応させていた)。 デフォルトでは後詰で対応させるように変更(フィル読み込みの「設定」ウインドウにある「参照ファイルから計算」の右「測定点と画像を後詰で対応」で設定可)。 -
環境込 2023.12.14, 検討中, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
エッジ位置検出専用の機能取り込み。解析値の統計分布を見られる機能追加 -
環境込 2023.12.05, 色々検討中のベータ版, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
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環境込 2023.12.04, 色々検討中のベータ版, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用 -
exeのみ 2023.11.12, , Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
画像データと、エネルギーシフトマップ相互のROIの切り方が違う場合でも正しく補正。 -
exeのみ 2023.11.12, , Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
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バッチファイル実行時に一部コマンド終了を待たずに次に進行するバグ修正
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複数の画像ファイルのセットを一塊として読む際の動作を修正
環境込み 2023.11.06, , Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
カメラの不良ピクセルを考慮するようにした。同梱の errPoints.txt を何処かにおいて、その場所を config.cfg に書いて下さい。
環境込み 2023.10.17, , Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
なんと、2022年8月から(32bitファイル対応版から) tiff ファイルが正常に読めなくなっていたのを修正。環境込み 2023.10.10, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
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エッジ検出が安定してきたのでエネルギー較正の精度を上げる
エネルギー較正ウインドウで「中点比較(従来型)」以外に「内積最大」を選択可能。
従来に比べて数倍の時間がかかるが結果はより良い。 -
エネルギー較正の進行度合い表示。またエネルギー較正中、全体が止まらない。
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起動時の設定ファイルにバッチコマンドを書けるようにした。
同梱の config.cfg に例があるが、例えば “batch calib_type 1” と書いておくと、エネルギー較正方法として「内積最大」が選択される。 -
現在利用可能な全バッチコマンドを記述した 00-Batchs.txt を同梱。
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バッチコマンドとして、“:let” が使用可能に。使用例は 00-Batchs.txt を参照
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ASR BL11S2 で普段使用しているカメラ(浜ホト X-ray ScMOS)のダークレベルが測定中に動く。
微弱信号の測定の際に問題になるため、撮像されたエリアの中の闇領域を指定して、そのエリアの値をダークレベルとして使用する機能を追加。 -
信号が弱かったりノイズが多かったりすると単純に決めたプレ/ポストエッジラインが交差することがあり、 規格化表示がおかしくなったり、その後の処理に影響を与える。 この様な特殊ケース(プレ/ポストエッジラインが交差する)ではプレ/ポストエッジラインを強制的に曲げて交差しないようにしているが、 現在の曲げ方はやや極端なので、もう少しマイルドな曲げ方を検討する必要がありそう (いずれにしても、信号がノイジーで信用できない領域で起こる現象なのであまり問題にはならないはず)。
環境込み 2023.10.05, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
少し前のバージョンから、Xafsスペクトルの表示が改悪されていて、エネルギー補正する/しないが逆に解釈されたりしていたのを修正。(表示だけの問題)環境込み(10.02版差替) 2023.10.02⇒10.03, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
改良続行。安定版目指して確認中。dll等環境込み 2023.9.29, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
改良続行。安定版目指して確認中。Pre/Post ラインが交差する際の代替曲線として Bezier3 を採用(当面これで良さそう)。dll等環境込み 2023.9.21, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
改良続行。細かな点を再チェックしてより確実に。Pre/Post ラインの交差をできるだけ避ける方針(この点ではまだ試行中)。dll等環境込み 2023.9.19, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
エッジジャンプの判定改良。変更がかなり大きいのでお試し版の側面がやや強いです。exe のみ 2023.4.4, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
プリエッジライン、ポストエッジラインの生成とエッジジャンプ位置判定を改良。不均質試料に効果的。dll等環境込み 2023.2.21, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
幾つか機能拡張。LCF/MLCFフィッティングの際に、フィッティング範囲を指定可能に。フィッティングの残差も表示。等exe のみ 2023.2.3, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
pre-edgeラインを推定するとき、吸収端前 [10, 100](eV) の狭い範囲しか見ていなかったのを修正。exeのみ 2022.09.13, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
2022.08.23 の exe で 32bit/pixel のファイルを読めないという連絡があったので、exe のみ更新dll等環境込み 2022.02.23, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
特殊用途様にフーリエ変換の機能を取り込みました。その関係で追加の dll が必要になったので新しく全体をまとめた zip ファイルとしました。exeのみ 2021.11.01, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用exeのみ 2021.10.07, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用 下にある、2021.7.16 版を解凍したホルダにある exe と入れ替えて使って下さい。
足りない dll があれば 2020.10.14 版の zip ファイルの中も探してみてください。2dXafsView(exeのみ) 2021.9.07, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用
exe ファイルのみの zip です。下にある 2021.7.16 版を解凍したホルダにある exe と入れ替えて使って下さい。2dXafsView 2021.7.16, Windows 64bit版, Qt5.15.2 使用2dXafsView 2020.10.14, Windows 64bit版, Qt5.14.2 使用公開/ビルド 64/32bit Qt バージョン 20. 2023.10.17 環境込み 64 5.15.2 tiff ファイルが読めなくなっていた不具合を修正 19. 2023.10.10 環境込 64 5.15.2 詳細は上述 18. 2023.10.05 環境込 64 5.15.2 XAFSスペクトル表示等を微修正。 17. 2023.10.03 差替 64 5.15.2 10.02版を差替。安定版目指して確認中。 16. 2023.10.02 環境込 64 5.15.2 安定版目指して確認中。 15. 2023.09.29 環境込 64 5.15.2 安定版目指して確認中。Pre/Post ラインが交差する際の代替曲線として Bezier3 を採用(当面これで良さそう)。 14. 2023.09.21 環境込 64 5.15.2 9.19版の続編。細かなチェックが進んだ。Pre/Post ラインの交差をできるだけ避ける方針(この点ではまだ試行中)。 13. 2023.09.19 環境込 64 5.15.2 エッジジャンプの判定改良。変更がかなり大きいのでお試し版の側面がやや強い 12. 2023.04.04 exe のみ 64 5.15.2 プリエッジライン、ポストエッジラインの生成とエッジジャンプ位置判定を改良。不均質試料に効果的。 11. 2023.02.21 環境込 64 5.15.2 LCF/MLCF関連の拡張 10. 2023.02.03 exe のみ 64 5.15.2 pre-edgeライン推測に関する不具合修正 9. 2022.10.13 exe のみ 64 5.15.2 画像読み込み速度改善 ( zip版 ) 8. 2022.09.13 exe のみ 64 5.15.2 32bit/pixel のファイルに対応 7. 2022.08.23 環境込 64 5.15.2 32bit/pixel のファイルに対応 6. 2022.02.24 環境込 64 5.15.2 特殊用途用に fft の機能実装 5. 2021.11.01 exe のみ 64 5.15.2 2.の2021.07.16版のexeと入れ替えて使って下さい 4. 2021.10.07 exe のみ 64 5.15.2 2.の2021.07.16版のexeと入れ替えて使って下さい 3. 2021.09.07 exe のみ 64 5.15.2 2.の2021.07.16版のexeと入れ替えて使って下さい 2. 2021.07.16 環境込 64 5.15.2 1. 2020.10.14 環境込 64 5.14.2 -
上記のリストから、一番新しい日付の zip ファイルをダウンロードして展開して下さい。
展開してできるフォルダの中には、フィアル類やフォルダが有りますが、全部そのまま一つのフォルダの中に置いておいて下さい。 フォルダの中にある 2dXafsView.exe が実行ファイルです。 -
上記のリストの中に、zip ファイルよりも新しい日付の exe ファイルがある時は そのファイルもダウンロードして、zip ファイルを展開してできるフォルダの中に入れて下さい。
3. 不良ピクセル処理
3.1 不良ピクセル定義ファイルの読み込み
config.cfg ファイルに次のような記述を入れて下さい。
ErrPoints "c:/どこか/errPoints.txt"
3.2 読み込まれた定義ファイルの確認
2dXafsView のメインウインドウ最上部にデータファイル選択を行う部分が有りますが、 設定項目が増えてきたので一部を「拡張機能」ボタンで現れるウインドウに移しました。
この「拡張機能」ボタンを押すと、下の左の様なウインドウが現れます。
このウインドウの中で一番下に表示されているのが不良ピクセル定義ファイルの名前です。 正常に読めていない場合にはここが次のように空欄になります。
その場合は「不良ピクセル定義選択」ボタンを押して適当なファイルを読み込んで下さい。
3.3 不良ピクセル定義ファイルはいつ、どこで使われるか
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不良ピクセル定義ファイルは、画像データを読み込むタイミングで使われます。
一旦読み込むとそれ以降に変更しても影響しません。必要なら再度画像を読み込んで下さい。 -
上記 config.cfg ファイルで指定して読み込んだ定義ファイルは 2dXafsView 全体のデフォルトの定義ファイルになります。
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不良ピクセルの位置は撮影に使ったカメラが違えば違います。また、撮影時期が違っても変化する可能性が有ります。 従って全部の画像ファイルに対して同じ定義ファイルが使えるとは限りません。 そこで、一番大事な、I1, I0 の画像ファイルについては、上述した「拡張機能」の中で 独自のファイルを読み込めるようにしました(I1, I0それぞれの指定は独立です)。
3.4 不良ピクセルはどの様に処理されるか
4. 使用方法概略
ここでは2dXafsView の基本的な使い方を紹介します。
右に示すのは、2dXafsView を起動して最初に表示されるメインウインドウです。
田渕のページのルート
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