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tabuchi:2dxafsview-cttr2

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tabuchi:2dxafsview-cttr2 [2025/10/13 08:30] – [1. 連携の概要] mtabtabuchi:2dxafsview-cttr2 [2025/10/13 08:51] (現在) – [1. 連携の概要] mtab
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       (改まって書くとCT再構成は$(\theta,y)$座標から$(x,y)$座標への変換だということになる)       (改まって書くとCT再構成は$(\theta,y)$座標から$(x,y)$座標への変換だということになる)
     - これを$z_k$を変えながら繰り返すと体積内の任意の点$(x,y,z)$の吸光度$M(E_i, x, y, z)$が求まる。     - これを$z_k$を変えながら繰り返すと体積内の任意の点$(x,y,z)$の吸光度$M(E_i, x, y, z)$が求まる。
-    - さらに $E_i$ を変えながら CT再構成を繰り返すことでエネルギーの違いも含めた完全な吸光度のデータセット $M(E,x,y,z)$ が得られる。これが CT-XAFS データセット $\mu t(E;x,y,z)$ になる。 +    - さらに $E_i$ を変えながら CT再構成を繰り返すことでエネルギーの違いも含めた完全な吸光度のデータセット $M(E,x,y,z)$ が得られる。これが CT-XAFS データセット $M=\mu t(E;x,y,z)$ になる。 
-  - CT-XAFS の解析を行う。 +  - CT-XAFS の解析を行う。 
 +    - 任意の点$(x,y,z)$の吸光度スペクトル$M(E)$を解析すると、XANES の範囲でスペクトルのエネルギーシフト($\Delta E_0$) 
 +      や対象元素の価数($V$)、EXAFS の範囲まで解析できて結合距離($R$)や配位数($N$)、デバイワラ因子($\sigma$)が求まる。 
 +    - $z$ を一つ決めたデータセット $M(E;x,y,z=z_i)$ についてこれを行うことは 2次元の XAFS 解析と等価になる。 
 +    - 全ての $z=z_i$についてこの解析を行えば、3次元の任意の点$(x,y,z)$のXAFS解析が行えたことになり、様々な量の3次元分布$\Delta E_0(x,y,z), V(x,y,z), \cdots$が求まる。 
 +    - この結果を適切に表示すること、3次元の価数分布等を示すことができる。 
 + 
 +この様な流れの中で、ctTr2 が担当するのは 2-c,d,e の部分で、2dXafsView は 3-a,b の部分です。 
 +さらに、ctTr2 から 2dXafsView を操作して $z$ 違いの解析を進めることができ 3-c が実現できます。 
 +以下に説明するように、ctTr2 と 2dXafsView を使用し、両者を連携させることでこの様な 3D-XAFS 解析を少ない労力と簡単な操作で進められます。 
 + 
 +最後に結果を視覚化する必要がありますが(3-d)、現時点ではこれは何か適切な外部プログラム(例えば 3D Slicer)を用いて行います
  
 ===== - 3D-XAFS / CT-XAFS データの再構成 ===== ===== - 3D-XAFS / CT-XAFS データの再構成 =====
tabuchi/2dxafsview-cttr2.1760344256.txt.gz · 最終更新: by mtab