現在あいちSRの XAFS 測定ビームラインで、CT XAFS 計測を従来の XAFS 計測の延長線上にある シームレスな操作で実行できるよう整備を進めている。
現在準備中の計測システムでは、 XafsM2 と HiPic2Stars の連携で 3D XAFS (CT XAFS) を実行するが、 その際に CT 画像を構成するイメージファイルは一つのフォルダーにまとめて生成される。 XafsM2 で指定した XAFS測定データファイルの名前を
[XAFS-DATA].dat
とすると、生成される CT 画像ファイル名は
[XAFS-DATA]-[測定点エネルギー]eV-[CT軸スキャンに応じた通し番号].img
となる。具体的な例をあげると、XAFS測定データのファイル名が
Cu-Foil-test1.dat
だった場合 CT画像ファイルは
Cu-Foil-test1-8900.00eV-0001.img ... Cu-Foil-test1-8900.00eV-1200.img Cu-Foil-test1-8901.00eV-0001.img ... Cu-Foil-test1-8901.00eV-1200.img ... ... Cu-Foil-test1-9100.00eV-0001.img Cu-Foil-test1-9100.00eV-1200.img
の様になる。
この例では、エネルギーは 1eV 刻みで 8900eV から 9100eV まで 201 点変化させて測定していて、
各エネルギーで CT 軸を 0〜180度まで回転させる間に 1200枚の画像を測定している。
従って合計 $201 \times 1200 = 241,200$ 本もの IMG データファイルが一つのフォルダに納められる。
このままでは余りに扱い辛いため、ファイルを整理したフォルダーに納直すのが本プログラムの役割である。
現行版は取り急ぎ公開したもので、機能はしますがまだかなり荒削りなプログラムで UI はここに示すように非常にシンプルです。
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