蛍光検出器の数え落とし補正のために必要になる時定数を計算するプログラムです。 あいちSR内では、同じ目的で朝倉君の置土産のプログラムが使われていましたが、 計算過程をほとんど表示しないので計算された数字がおかしいとき、 何がおかしいのか(データなのかプログラムなのか)原因追跡が難しかったので データ表示を追加したバージョンを作成しました。
DeadTime2 が元々想定していた入力は XafsM2 が生成する蛍光スペクトルのファイル(MCAファイル)です。 現在のバージョンでは、I0, ICR, SCA の値が書かれた次の様な形式のファイルを読み込んで計算することができます。
# # このファイルは DeadTime2 が読めるファイルフォーマットの例を示すためのものです # comment 先頭が # の行はコメントです(チャンネル数の指定行 "# Channels" を除く) # # Channels : 3 # チャンネル数は 3 (データ行には I0, チャンネル数分のICR, チャンネル数分のSCA が並ぶ) # # Channels の行がない時は、チャンネル数は 1 になります。 # # チャンネル数指定の行は ’# Channels' の様に '# ' が先頭にきます。 # '#'で始まる行と同様に空白行も無視されます 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 # 行末の # 以降はコメントです。 # チャンネル数を 3 としているので、上記の数字は # 数字は「空白(スペース、tab)」で区切ります。 # 1000 : I0 # 2000, 3000, 4000 : ICR # 5000, 6000, 7000 : SCA # と解釈されます。 # 一行にチャンネル数以上のデータが並んでいても無視されます。 # 一行のデータ数が足りない時はそのチャンネルの値は 0 の扱いになります。 2000 3900 6800 7800 9000 11000 13000 # 区切りの空白は複数連続していても一つ扱いです 3000, 5600, 8100, 11000, 12000, 15000, 18000 # 「,」(カンマ)区切りでも大丈夫です。 4000, 7000, 11000, 15000, 15000, 19000, 22000