tabuchi:2dxafsview
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tabuchi:2dxafsview [2023/10/10 05:25] – mtab | tabuchi:2dxafsview [2025/03/11 09:34] (現在) – mtab | ||
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===== - ダウンロード ===== | ===== - ダウンロード ===== | ||
+ | * {{ : | ||
+ | カーソル位置を「ラベル(Lbl)」付きで「記憶(Mem)」し、あとからその場所に「移動(Go)」できるようにした。 | ||
+ | * {{ : | ||
+ | カーソル位置をキーボド指定できるよう変更 | ||
+ | * {{ : | ||
+ | しばらくこの場所に最新版がアップロードされていなかったので更新。一つ下のものに比べて動作環境が Qt5 -> Qt6, MinGW -> LLVM に変更。\\ | ||
+ | 機能面でも色々変更/ | ||
+ | * {{ : | ||
+ | BL11S2 で Quick-2D-XAFS 測定を行うと、測定点数と撮影された画像の枚数が数枚合わないケースがある(ほとんどの場合合わない)。 | ||
+ | その原因が、測定開始時点での数点のトリガパルスの取りこぼしだと判明。\\ | ||
+ | したがって、撮影された画像は、Q-XAFS の測定エネルギー点に対して後詰で対応させるべき(従来は前詰めで対応させていた)。 | ||
+ | デフォルトでは後詰で対応させるように変更(フィル読み込みの「設定」ウインドウにある「参照ファイルから計算」の右「測定点と画像を後詰で対応」で設定可)。 | ||
+ | * {{ : | ||
+ | エッジ位置検出専用の機能取り込み。解析値の統計分布を見られる機能追加 | ||
+ | * {{ : | ||
+ | * < | ||
+ | * {{ : | ||
+ | 画像データと、エネルギーシフトマップ相互のROIの切り方が違う場合でも正しく補正。 | ||
+ | * {{ : | ||
+ | * バッチファイル実行時に一部コマンド終了を待たずに次に進行するバグ修正 | ||
+ | * 複数の画像ファイルのセットを一塊として読む際の動作を修正 | ||
+ | * {{ : | ||
+ | カメラの不良ピクセルを考慮するようにした。同梱の errPoints.txt を何処かにおいて、その場所を config.cfg に書いて下さい。\\ | ||
+ | * {{ : | ||
+ | なんと、2022年8月から(32bitファイル対応版から) tiff ファイルが正常に読めなくなっていたのを修正。 | ||
* {{ : | * {{ : | ||
- エッジ検出が安定してきたのでエネルギー較正の精度を上げる\\ | - エッジ検出が安定してきたのでエネルギー較正の精度を上げる\\ | ||
行 22: | 行 47: | ||
- 現在利用可能な全バッチコマンドを記述した 00-Batchs.txt を同梱。 | - 現在利用可能な全バッチコマンドを記述した 00-Batchs.txt を同梱。 | ||
- バッチコマンドとして、": | - バッチコマンドとして、": | ||
- | - ASR BL11S2 で普段使用しているカメラ(浜ホト X-ray ScMOS)のダークレベルが測定中に動く。微弱信号の測定の際に問題になるため、撮像されたエリアの中の闇領域を指定して、そのエリアの値をダークレベルとして使用する機能を追加。 | + | - ASR BL11S2 で普段使用しているカメラ(浜ホト X-ray ScMOS)のダークレベルが測定中に動く。\\ |
+ | | ||
+ | - 信号が弱かったりノイズが多かったりすると単純に決めたプレ/ | ||
+ | 規格化表示がおかしくなったり、その後の処理に影響を与える。 | ||
+ | この様な特殊ケース(プレ/ | ||
+ | 現在の曲げ方はやや極端なので、もう少しマイルドな曲げ方を検討する必要がありそう | ||
+ | (いずれにしても、信号がノイジーで信用できない領域で起こる現象なのであまり問題にはならないはず)。 | ||
* {{ : | * {{ : | ||
少し前のバージョンから、Xafsスペクトルの表示が改悪されていて、エネルギー補正する/ | 少し前のバージョンから、Xafsスペクトルの表示が改悪されていて、エネルギー補正する/ | ||
行 55: | 行 86: | ||
^ | ^ | ||
+ | | 20. | 2023.10.17 | ||
| 19. | 2023.10.10 | | 19. | 2023.10.10 | ||
| 18. | 2023.10.05 | | 18. | 2023.10.05 | ||
行 80: | 行 112: | ||
- 上記のリストの中に、zip ファイルよりも新しい日付の exe ファイルがある時は | - 上記のリストの中に、zip ファイルよりも新しい日付の exe ファイルがある時は | ||
そのファイルもダウンロードして、zip ファイルを展開してできるフォルダの中に入れて下さい。 | そのファイルもダウンロードして、zip ファイルを展開してできるフォルダの中に入れて下さい。 | ||
+ | |||
+ | ===== - 不良ピクセル処理 ===== | ||
+ | |||
+ | ==== - 不良ピクセル定義ファイルの読み込み ==== | ||
+ | config.cfg ファイルに次のような記述を入れて下さい。 | ||
+ | < | ||
+ | ErrPoints | ||
+ | </ | ||
+ | |||
+ | ==== - 読み込まれた定義ファイルの確認 ==== | ||
+ | 2dXafsView のメインウインドウ最上部にデータファイル選択を行う部分が有りますが、 | ||
+ | 設定項目が増えてきたので一部を「拡張機能」ボタンで現れるウインドウに移しました。 | ||
+ | <WRAP center round box 60%> | ||
+ | {{: | ||
+ | </ | ||
+ | この「拡張機能」ボタンを押すと、下の左の様なウインドウが現れます。 | ||
+ | <WRAP center round box 60%> | ||
+ | {{: | ||
+ | </ | ||
+ | このウインドウの中で一番下に表示されているのが不良ピクセル定義ファイルの名前です。 | ||
+ | 正常に読めていない場合にはここが次のように空欄になります。 | ||
+ | <WRAP center round box 60%> | ||
+ | {{: | ||
+ | </ | ||
+ | その場合は「不良ピクセル定義選択」ボタンを押して適当なファイルを読み込んで下さい。 | ||
+ | |||
+ | ==== - 不良ピクセル定義ファイルはいつ、どこで使われるか ==== | ||
+ | |||
+ | - 不良ピクセル定義ファイルは、画像データを読み込むタイミングで使われます。\\ | ||
+ | 一旦読み込むとそれ以降に変更しても影響しません。必要なら再度画像を読み込んで下さい。 | ||
+ | - 上記 config.cfg ファイルで指定して読み込んだ定義ファイルは | ||
+ | 2dXafsView 全体のデフォルトの定義ファイルになります。 | ||
+ | - 不良ピクセルの位置は撮影に使ったカメラが違えば違います。また、撮影時期が違っても変化する可能性が有ります。 | ||
+ | 従って全部の画像ファイルに対して同じ定義ファイルが使えるとは限りません。 | ||
+ | そこで、一番大事な、I1, | ||
+ | 独自のファイルを読み込めるようにしました(I1, | ||
+ | |||
+ | ==== - 不良ピクセルはどの様に処理されるか ==== | ||
+ | |||
+ | |||
===== - 使用方法概略 ===== | ===== - 使用方法概略 ===== |
tabuchi/2dxafsview.1696915537.txt.gz · 最終更新: 2023/10/10 05:25 by mtab